ピアノ無料体験レッスンレポート〜楽譜が読めなくても大丈夫!〜
ピアノ未経験の方のはじめての体験レッスンレポートです。無料体験レッスンお申し込み前の参考にしてください。
無料体験レッスンレポート④〜はじめてのピアノ編〜
MIKIミュージックサロンで開催している「無料体験レッスン」。
楽器を習うことに興味はあるものの、さまざまな不安をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
・体験レッスンではどんなことを教えてくれるの?
・楽器未経験なんだけど、大丈夫かなぁ?
・先生はどんな人?
など
そこで、あなたに代わって無料体験レッスンをレポートします!
第4回目は、子どもたちの習い事の定番ともいえる「ピアノ」。そのため、大人になってからピアノを始めることに対して「もう遅いのではないか」「今から習って弾けるようになるのか」と、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところは、どうなのでしょう……。今回も某IT企業に勤めるフクニシさんにレポートしていただきます。
フクニシさん、初めてのピアノを前に興味津々です。
ピアノの無料体験レッスンを行ってくれるのは、ヤマハ大人の音楽レッスン認定講師の小林葉月(こばやしはづき)先生。
講師やピアノバーの専属ピアニストとして活動する傍ら、TVCMに楽曲を提供したり映画音楽を制作したりしているピアニストです。
まずは、座り方から。椅子を後ろに引き、浅く腰掛けるようにします。これは、鍵盤に体重をかけやすくするため。鍵盤に手を置いたら、肘は90度より少し開く程度に。そして、右足をペダルのそばに添えます。
正しい演奏姿勢が決まったところで演奏の練習に入っていきます。が、ピアノ未経験のフクニシさんは楽譜が読めません。
しかし、「大丈夫」と小林先生。無料体験レッスン用の教材には「指番号」が振られているため、最初は音符ではなく、番号を見ながら練習していきます。
親指から小指の順に1~5まで振られている指番号を頼りに鍵盤を鳴らしてみます。
なんと、いきなり両手でスタート。
小林先生いわく、両手での演奏に早く慣れることが大切なのだとか。
弾いてみると、利き手ではない左手の音が弱々しい……。
ポイントは勢い良く鍵盤を押すこと。大きな音を鳴らすには、腕の重みを使わないといけません。
次は、片手ずつ音階を演奏していきます。
「次の音にバトンタッチしていくように」。
小林先生のアドバイスを意識すると、音が綺麗に流れていきました。
また両手での演奏に戻り、今度は拍子の違いを体験。「ミーレレ♪」と、テンポ良く奏でます。
順調にレッスンをこなしてきたフクニシさん。
ピアノ初体験にして、ベートーヴェンの交響曲第9番「よろこびの歌」にチャレンジすることに!
ここまでのレッスンで学んだことが詰まった楽譜をもとに挑戦。
何度も同じところを繰り返し、練習に熱が入っていきます。その表情は、真剣そのもの。
一通り弾き終えると、最後は通しでの演奏です。
小林先生の伴奏に合わせて、スタジオに鳴り響く『よろこびの歌』の旋律。
見事に弾き終えたフクニシさんは、充実感いっぱいといった様子でした。
上達のコツは、手元ではなく、前の楽譜を見ながら練習していくことだそうです。
「そうして練習していけば、自然と音符を覚えていく」と小林先生は言います。
鍵盤を押しさえすれば、とりあえず音は鳴るのがピアノの良いところ。
音楽を演奏する楽しさを一早く感じられるのは間違いないでしょう。
楽譜が読めなくても、大人になってからでも、ピアノは始められる。
そんなことを実感できた体験レッスンでした。
【profile】
小林葉月(こばやしはづき)
福岡県久留米市出身。四歳からピアノを習い始める。
長崎大学教育学部音楽科の作曲専攻を卒業。
【主な活動】
TVCMソングの楽曲提供
イベント、ライブ用音楽の作曲・編曲・音取り
映画音楽制作
ピアノバーの専属ピアニスト
バンドでのライブ演奏
サポートミュージシャン
Writer:権藤将輝